圧迫性脱毛症とは
脱毛症の一種ですが、AGAではありません。
頭の一部が数時間にわたって圧迫を受けると、数日から2〜3週間後に脱毛することがあります。
脱毛してりう部分は、圧迫しているものの形と同じになり、境目も鮮明で、淡い赤褐色の色素沈着が見られます。
一見すると、内出血に見えるようなものです。
圧迫による局所的な循環障害が原因で、本来めぐるべき栄養が行き渡らないことが原因です。
症状として現れやすいのは、婚礼用のかつらで、頭頂部に負担がかかるものは、狭い範囲で重量を支えなければいけないので、循環障害を起こして、脱毛を起こすことがあります。
同じように芝居用のかつらでも脱毛症は起こります。
全身麻酔で手術を受けた際に、東武に円座をあてて固定しますが、長時間に及ぶ手術の後に、円座の形をしたリング状の脱毛ができることがあります。
圧迫性脱毛症は一過性の循環障害なので、圧迫状態がなくなり、循環障害がなくなれば、放置していれば自然に発毛し元の状態にもどります。