毛周期(ヘア・サイクル)とは
毛周期は毛が生え変わる期間のことをあらわしています。
毛には寿命があり、一定期間伸び続けると、伸びるのを停止して、抜け落ちてしまいます。
1日の脱毛は70本〜100本が平均的と言われています。
毛がぬけると同時に、同じ毛こうから新しい毛がその古い毛を押しだすようにはえてきます。
はじめは細く次第に太く成長していきますが、この毛もやがて寿命になり、次の毛に生え変わります。
このような毛の生え変わりは、毛根の変化によって起こります。
毛根は、成長期→退行期→休止期→成長期→退行期→休止期→成長期→退行期→休止期→成長期→・・・・の順に変化します。
毛をつくり伸ばしている期間を成長期といいますが、頭髪は数年間伸び続けると、あるとき急に毛母細胞の分裂が停止して毛をつくらない状態になります。
毛母や毛母メラノサイトを含む毛球は縮んで消失し、外毛根鞘(がいもうこんしょう)だけの状態になります。
これもさらに細胞が死ぬ(アポトーシス現象)毛根の下端は膨大部の下まで上昇します。
毛乳頭細胞もそれにともなって上昇します。この縮んでいく期間を退行期といいます。
毛根が縮んで伸びなくなった毛の下端は少しふくらんで、外毛根鞘で囲まれるだけの状態ですが、数週くらいはそのまま留まっています。この期間を休止期と言います。
毛乳頭細胞から次の毛根をつくる指令因子がだされると、外毛根鞘の膨大部にいる幹細胞が反応して、新しい細胞がゆうどうされ、毛芽が作られます。
これが成長をしていくと再び成長期の毛根が作られ、新しい毛が伸び古い毛が脱落し、生え変わります。
この一連のサイクルを毛周期と言います。
髪の毛が成長し抜け落ちるまでの周期のこと。「ヘアサイクル」とも呼ばれる。細胞分裂が活発に起こり、新しい髪の毛が太くたくさん伸びる「成長期」、細胞の活動が弱く成長が止まる「退行期」、髪の毛が抜けて新しい毛を作る準備をおこなう「休止期」の、この3サイクルを繰り返す。
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