ザガーロ(デュタステリド)とは
ザガーロはAGA治療薬の一種です。
グラクソ・スミスクライン株式会社が、男性における男性型脱毛症(AGA)として承認を得た新薬です。
厚生労働省承認日 2015年9月28日で2016年6月より日本国内でも販売開始されています。
まだ、特許が切れていない為、ジェネリック薬はありません。
主成分はデュタステリドなので、同じ主成分のアボルブを処方するクリニックもあります。
AGA治療薬として一般的に知られる「プロペシア」もしくは「フィナステリド」よりも効果の範囲が広い為、
ザガーロの方がフィナステリドよりも約1.5倍の効果があるとデータで証明されています。
グラフの左から2番目がプロペシアの主成分であるフィナステリドの効果を表しています。
このグラフは20代〜50代の男性を対象にした臨床試験の結果で、髪の毛の増加量を表現しています。
フィナステリドが56.5に対して、一番右のザガーロ0.5mgの効果は89.6mgと約1.58倍増加しています。
ザガーロを使う前に確認するべきこと
- 次の人は、この薬を使用することはできません。
- 過去にザガーロに含まれる成分及び他の 5α還元酵素阻害薬で過敏な反応を経験したことがある人
- 女性
- 小児
- 肝臓に重度の障害がある人
- 次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に医師または薬剤師に告げてください。
- 肝臓に障害がある人
- この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
■使用量および回数■
飲む量は、あなたの症状などにあわせて、医師が決めます。
通常、成人の飲む量および回数は、次のとおりです。
一回量:1カプセル
飲む回数:1日1回
●どのように飲むか?
カプセルは噛んだり、開けたりせずに、水またはぬるま湯で飲んでください。
●飲み忘れた場合の対応
決して2回分を一度に飲まないでください。気がついた時に、1回分を飲んでくだ
さい。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んで
ください。
●多く使用した時(過量使用時)の対応
異常を感じたら、使用を中止し、ただちに医師に連絡してください。
重大な副作用 | 主な自覚症状 |
肝機能障害 かんきのうしょうがい |
からだがだるい、白目が黄色くなる、吐き気、 嘔吐、食欲不振、かゆみ、皮膚が黄色くなる、 尿の色が濃くなる |
黄疸 おうだん |
白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿が 褐色になる |
以上の自覚症状を、副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです。これ
らの症状に気づいたら、副作用の表をご覧ください。
部位 | 自覚症状 |
全身 | からだがだるい |
眼 | 白目が黄色くなる |
口や喉 | 吐き気、嘔吐 |
胸部 | 吐き気 |
腹部 | 食欲不振、吐き気 |
皮膚 | かゆみ、皮膚が黄色くなる |
尿 | 尿の色が濃くなる、尿が褐色になる |
もともとは前立腺肥大の症状に効果があり、処方されていた薬ですが、AGAにも効果があることが判明して処方されるようになりました。
その為、男性ホルモンへの作用は
デュタステリド(Dutasteride)は、テストステロンからのジヒドロテストステロン(DHT)生成を阻害する5α-還元酵素トリプル阻害薬(英語版)である[1]。前立腺肥大症の治療に使用されるが、日本と韓国では男性型脱毛症の治療にも使用される。日本での商品名はアボルブ(前立腺肥大症)、ザガーロ(男性型脱毛症)。イギリス・アメリカ・韓国ではAvodart、フィリピンではDUTAVOLVEなど。
出典wikipedia