日本で初めてミノキシジルを含む発毛剤としてリアップが発売されたのは、1999年でした。
当時は、成分濃度1%でしたが、爆発的な人気で品薄状態が続きました。
プロペシアが2005年に発売されAGA治療が医院やクリニックで行われるようになると、プロペシアで薄毛の進行を抑え、リアップで発毛を促す処方をする医者が増加。
薄毛が治療できるということがわかり、薄毛に悩む人を救ってきました。
現在では、ミノキシジルの認可されている最大濃度は5%となり、プロペシアの特許が切れ、ジェネリック薬のフィナステリドが各社から発売されています。
より安く、効果的な治療ができるようになった反面、種類が増え、選ぶのが大変になりました。
今回はミノキシジルを安く安全に購入する方法を内服薬、塗り薬どちらもご紹介します。
ミノキシジルの内服薬と塗り薬(外用薬)の違い
ミノキシジルには、内服薬と塗り薬があります。
日本では内服薬は認可されていないので、ドラッグストアなどで購入することができません。
認可されていない薬を「未承認薬」と言いますが、では、「未承認薬」を扱っているクリニックやサイトは違法なのか?というとそうではありません。
AGAクリニックなどで、国内未承認の薬を処方しているところがありますが、これは、「医療従事者個人用」の輸入と称して、個人輸入の一類として許容されています。
「未承認薬」を扱っているサイトは販売しているのではなく、個人輸入の代行をしているサイトです。医者以外の人が、販売目的で輸入することは法律で禁止されています。
AGA治療のスタートとなったプロペシア(主成分:フィナステリド)のランキング記事『プロペシアの価格が安いランキング TOP8』
ミノキシジルの内服薬
一般的には、塗り薬よりも細胞の内側から効くので、効果が高いと言われています。
処方された場合は説明書がありますので、必ず確認しましょう。以下のようなことが書いてあるものもあります。
使用上の注意:
- 低血圧、高血圧、不整脈、心臓疾患のある方は必ず医師にご相談ください。
- 妊婦、妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性は使用しないでください。
- 男性は内服中は及び中止後1ヶ月間は避妊を行ってください。
- 効果が確認できるまでは、通常4か月から半年程度かかります。
- 服用を中止すると効果はなくなり、AGA の症状が進行します。
- 服用中または服用後1か月以内は、献血はしないでください。
- 服用開始後1か月間程度は初期脱毛が起きる可能性があります。
- 他に医薬品を使用する場合は、必ず医師にご相談ください。
ミノキシジルのタブレットはAGAクリニックで処方してくれるところもあります。
AGA治療は自由診療なので、治療をするかしないか、どんな治療をするかは個人の判断ですので、未承認であることを理解した上で、服用しましょう。
ミノキシジルの塗り薬
ミノキシジルの塗り薬は、内服薬とことなり、成分濃度5%までであれば、認可されていますので、市販で購入できます。
海外では、5%を超える濃度の薬も認められているものもありますので、もっと高濃度のミノキシジルを使いたいという方は、高濃度のミノキシジルを処方してくれるクリニックへ行くか、個人輸入代行サイトを利用しましょう。
リアップよりもミノキシジルが高濃度で有名な商品は、マクニール(ジョンソンエンドジョンソンの子会社)が製造販売している「ロゲイン」です。
ミノキシジルのジェネリック薬はあるのか?
ミノキシジルのジェネリック薬で国内で承認を受けているものはありません。(2019年11月時点)
リアップが先行して発売されていますが、2018年から他社もミノキシジル5%の塗り薬を発売しています。
代表的なミノキシジル5%の塗り薬は以下の7種類です。
- リアップX5プラスローション(60mL)
- リアップX5(60mL)(ネット販売限定商品)
- スカルプD メディカルミノキ5(60mL)
- リグロEX5 60mL
- ミノアップ60ml
- リザレックコーワ(60mL)
- ミノグロウ 60ml
一番価格が安いのは、ミノグロウです。
国内では未承認ですが、リアップよりも昔に海外で開発発売されている「ロゲイン」のジェネリック薬は発売されています。
日本では、取り扱いをしているクリニックで処方してもらうか、個人輸入サイトを利用するかで手に入ります。
ドラッグストアで購入できる育毛剤・発毛剤を見たい方はこちらの記事をどうぞ。
【比較】ドラッグストアで買える市販の育毛剤・発毛剤をコスパで比較
ミノキシジルの購入方法
ミノキシジルの購入方法を紹介していきます。
ミノキシジルの濃度が5%以下の塗り薬は、ドラッグストアでも、Amazonや楽天のようなネット通販でも購入することができます。
もちろんAGA治療を行なっているクリニックでも取り扱っているところもあります。
未承認薬の「ミノキシジルの内服薬(ミノキシジルタブレット)」「ミノキシジル5%を超える高濃度の外用薬」はどうして手に入れるのかをご紹介します。
購入方法は大きく3つ
- 海外に行って購入する
- 海外から個人で輸入できるサイトを利用する
- 取り扱っているAGAクリニックに通う
順に解説していきます。
高濃度ミノキシジルが承認されている国で購入する
ミノキシジルの塗り薬はアメリカで最大濃度16%まで認可されているようですので、高濃度のミノキシジルをアメリカで購入することは可能です。
ミノキシジルの内服薬も購入できるようです。
海外に定期的に行くような方は、できるかもしれませんが、ミノキシジルの薬を買うために行くという方はいないでしょうし、お金がかかりすぎます。
それなら国内でAGA治療にお金をかけている方がよっぽど費用対効果がよいでしょう。
海外から個人で輸入できるサイトを利用する
高濃度のミノキシジルや、ミノキシジルの内服薬を個人輸入ができるサイトはいくつかあります。
有名なところでは、1997年から運営している個人輸入代行「オオサカ堂」です。
ミノキシジルの濃度も5%・7%・10%・15%とバリエーションがあり、選べます。
という個人輸入サイトでも購入できます。ミノキシジルの内服薬のタブレットもあります。こちらも濃度が2.5%から選べます。
内服薬は効果も高いですが、副作用も発症しやすいと警鐘をならしているお医者さんもおります。
2.5%の濃度のタブレットを割って半分くらいにして飲むことを推奨しています。
参考 育毛剤「ミノキシジル・タブレット」医学博士 柳生邦良オフィシャルサイト
参考情報ですが、「リアップX5の再審査報告書」です。副作用の発現率がミノキシジル濃度1%のものは約2.41%、濃度5%のものは約8.82%という結果になっています。
発毛剤に関する実証試験のデータは『発毛剤『スカルプDメディカルミノキ5』の評判や口コミは?有効成分ミノキシジルに発毛効果はあるの?』に記載してあります。
取り扱っているAGAクリニックへ通う
AGAクリニックの中には、「医療従事者個人用」としてミノキシジルの内服薬や5%を超える高濃度ミノキシジルの塗り薬を扱っているクリニックがあります。
当サイトの費用が安いランキングでも常に上位に入る「湘南美容クリニック」はミノキシジルの内服薬とミノキシジル6.5%のAGA外用薬をオリジナル薬として扱っています。
プロペシアはもちろん、プロペシアのジェネリック薬のフィナステリド、サガーロ、ロゲインも扱っていますので、選択肢が多いのも特徴です。
公式サイト湘南美容クリニック
ミノキシジルの内服薬は「ゴリラクリニック」でも取り扱いがあります。外用薬でも「ロゲイン」を取り扱っているAGAクリニックです。
公式サイトゴリラクリニック
ミノキシジルの内服薬は、オンライン診療対応の【AGAヘアクリニック】 も扱っています。
ミノキシジルを安く安全に購入する方法。市販から通販・個人輸入まで解説 まとめ
国内で認可されてるミノキシジル5%の濃度であれば、ミノグロウが一番安いです。
ミノキシジルは、発毛を促す薬で薄毛の進行を止める薬ではありません。薄毛の進行を止める薬はプロペシアやフィナステリドなので、あわせて服用すると効果が現れやすいです。
高濃度のミノキシジルは手に入れようと思うえば、個人輸入代行サイトを利用すれば、簡単に手に入ります。ただ、一度もミノキシジルを使ったことがない人がいきなり、個人輸入で高濃度のミノキシジルを使用することはおすすめしません。
副作用がある薬ですので、できるだけ安全に利用できるようにした方がよいです。
どうしても費用を抑えたい場合は、最初はAGAクリニックに行ってみてが薬に副作用がなければ、個人輸入に切り替えるとか、市販品を試してから、個人輸入に切り替えるという使い方がいいでしょう。
ただし、個人輸入でのトラブルはすべて自己責任ですので、その点を理解した上でご利用ください。